腰椎すべり症
腰椎すべり症
腰椎すべり症は成長期の激しい運動で腰椎分離症(腰椎の骨折)が原因
加齢からくる椎間板の変形が原因
の2パターンがあります。
腰椎分離症が起きやすいのは、激しい運動をしている中学生、高校生、
腰椎を反ったり、捻ったりした際に椎間関節への
強い負担により骨折する事が原因です。
そもそも腰は捻れる構造になってません。
腰椎5個合計で5度だけです。
360度の中の5度です。
ほぼ誤差です。
そこで成長期に腰を捻るイメージでスイングすると折れます。
ちなみに捻ってOKなのは、股関節と背中です。
ラジオ体操で腰捻りと言ってるせいで日本人は腰捻れると思いがちです。
自分の経験上では、テニスが多く感じます。
他にも野球、柔道、水泳の平泳ぎ、反り腰が強い選手はなりやすいです。
股関節の硬さが存在すると腰椎に捻り反りが過剰に求められることで発生しやすくなります。
生まれつき分離している人、妊娠中の反り腰で分離する人もいます。
完全に分離してしまうと治癒することはなく、腰椎の安定が低下するために前方に滑りやすくなります。
次いで腰椎椎間板の変性ですべり症ですが、こちらは加齢により椎間板の変性によって起こるため、高齢になるほど多いのが特徴です。
腰椎変性すべり症のほとんどは上から4番目の腰椎の前方すべりです。
腰の骨は全部で5個です。
4番目と5番目はもともとカーブも強いので前方への剪断力の負担が椎間板にかかるので、変性が起きやすいです。
腰椎が前方にすべり、
腰部の神経を圧迫したらすべり症です。
腰を反った時、座って立ち上がる時に、腰から足先の方向に坐骨神経痛が出る症状が多いです。
ヘルニアの場合は、前かがみで坐骨神経痛が出ます。
まずは、股関節の可動域、反り腰の改善をしていく事が大切です。
正しい身体の使い方ができれば腰椎が分離していても滑る事を改善できれば、
痛みなく生活できます
。