腰部ヘルニア
腰部ヘルニア
まずヘルニアという言葉の意味は
身体の臓器が外にはみ出る。
出っぱってる状態を言います。
デベソは「臍ヘルニア」
脱腸は「鼠径ヘルニア」
肺の下にある横隔膜でも「横隔膜ヘルニア」
腰の椎間板が、はみ出るのが「腰部ヘルニア」
ヘルニアでも全然意味が違います。
脊柱には椎間板と呼ばれるクッションがあり、
背骨にかかる負担を優しくしてくれます。
椎間板は柔らかいアンパンだとしたら、
背骨に加わる圧力に負けてアンコが飛び出た状態がヘルニアです。
前側に強力な前縦靱帯があるため、
後方にしか飛び出ません!
そして、後方にある神経を圧迫する事で
坐骨神経痛などの症状を引き起こします。
若い学生さんがよく電車の椅子などでやる
浅く座ってだらっとする座り方をしていると。
本来S字になって圧力を逃すはずが、
背骨がC字になり。
椎間板に強い負担が加わり
アンパンが爆発です。
骨盤が受け腰で後ろ体重、背骨がまっすぐな人
フラットバック!でも
アンパン爆発しやすいです。
椎間板ヘルニアは腰椎の4番と5番、
腰椎の5番と仙骨に発生しやすく、
この2箇所で全体の90%以上の発生率です。
腰部ヘルニアの中でも、分類4種類もあります。
最も多い腰椎ヘルニアのタイプで全体の80%
椎間板の後方に後縦靭帯があるので、
アンコが真後ろに飛び出すことは少なく、
後縦靱帯の横っちょから飛び出す。
「傍正中型ヘルニア」
後縦靱帯を避けるように後方に飛び出した状態です。
ただスペースが確保しやすいので
神経に圧が入らずに、症状が軽い人が多いです。
悪い姿勢で長時間いると坐骨神経痛が出やすいです。
次のタイプは、腰椎ヘルニアで全体の15%
後方にある後縦靭帯ごと真後ろにアンコが飛び出し
後縦靭帯ごと後方へ神経を圧迫します。
「正中型ヘルニア」
後縦靱帯でヘルニアが外に出てこないので
吸収されずに長く残り、
治りにくい傾向です。
後縦靭帯を突き破ってアンコが外に飛び出してしまうと
「穿破脱出型ヘルニア」とも呼びます。
破って出てきたあとはこれまで
圧迫を受けていた神経が楽になるために、
強い痛みが一気になくなります。
発生頻度は5%以下ですが、1番嫌なタイプのヘルニア
「外側型ヘルニア」
は神経が最も強く圧迫されるために、
神経の炎症が起きやすく、
そこに刺激が加わることで激痛です。
通常、神経を圧迫されて起こるのはシビレ症状や筋力低下ですが、神経に炎症が起きている場合は腰自体に痛みが起きやすいです。
外側型でも
椎間孔の内側か外側でだいぶ症状が違います。
「椎間孔子内外側型」
内側は神経が椎間孔で挟み込み重症になりやすいです。
「椎間孔外外側型」
外側は比較的に軽度です。
外側型ヘルニアはアンコが外に
飛び出しているために吸収されやすく、
症状がおさまりやすい型ですが、
腰部の激痛のために手術を希望する患者さんが多いです。
さこだ整骨院は一回の施術料金が高いので
どこ行っても改善しない
この椎間孔外側型ヘルニアが来られる率が
他の整体、整骨院よりも多いかもしれません。
正直、苦戦する事あります。
白旗振って整形外科に受診してもらった事もあります。
外側型ヘルニアを専門でオペしている
ドクターが西新井の水野病院にいらっしゃったので
手術後、すごい良好でした。
悔しいですね。スッキリ治ってました。
患者さんが改善できればいいんですが
やっぱ悔しいですね🐼
普通のヘルニアは前屈が1番辛いですが、
外側型ヘルニアの特徴は、
前屈は平気なのに側屈が、ダメです💦
ヘルニアが出始めだと
右側屈も左側屈もどっちもダメ
神経自体を圧迫と
椎間板を圧迫して
逆にヘルニアがさらに出てしまう
時間が経っていれば
出てない側に側屈で
痛みが軽減しやすい。
かばうせいで
代償動作で
脊骨の側弯
骨盤の偏りが出やすい。
そもそも正しい姿勢で身体を使っていれば
ヘルニアが飛び出すことはないので!!
正しい身体の使い方
正しい姿勢
特に正しい座り方を気をつけて
予防することが1番!!