前十字靭帯断裂
前十字靭帯断裂
スポーツ選手の大怪我でよく聞く
前十字靭帯は
大腿骨の外側顆内側から
脛骨の顆間隆起前方に付着している関節包の中の靱帯です。
長さは約3㎝で、幅は1㎝ぐらいです。
働きとしては
①脛骨の前方滑り出し防止
②膝関節過伸展を抑制
③脛骨の内旋を抑制
④側副靭帯と一緒に内反外反を抑制します。
この靭帯は膝関節の角度に関わらず
常に一定の緊張を保ち
大腿骨に対する脛骨の前方移動を抑制しています。
その抑制している限界を越える強い力が加わると
前十字靭帯が断裂します💦
後方からのタックルなどで倒れた際に
下腿が前方に残ったまま転倒。
下腿が内側に捻れたまま転倒。
下腿が残ったまま横に転倒。
こういう
状況でなりやすいです。
切れる時は「パチーン」と音がなり
体感でなんか切れたと感じるようです。
スポーツの強度にもよりますが
身体の構造としては女性の方が2倍以上なりやすいです。
座っているときに女の子座り
両足を膝屈曲で下腿外旋の形は
前十字靭帯にストレッチをかけてしまい
前十字靭帯断裂の要因になりやすい💦
膝を伸展で外旋時は、前十字靭帯と後十字靭帯が合わさり
とても強いですが
膝を屈曲で内旋時は、前十字靭帯が伸ばされやすく
痛めやすいです。
断裂した状態ですと日常生活では平気ですが
競技をする場合、膝が抜けそうになる「膝崩れ」
が起きてしまいます。
競技に復帰するためには
手術が必要になることが多いです。
前十字靭帯に負担をかけないように
予防する為に正しい身体の使い方が大切です。