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足底筋膜炎 足底腱膜炎
足底の屈筋群を覆う表面中央部の腱膜様組織が
「足底腱膜」です。
カカトから足の指の根元の骨と底側靭帯に付着します。
立位時に荷重の1/2は踵部へ伝達されるため
カカト付着部の足底腱膜は前足部よりも強靭な構造をしています。
カカトを床から離れる時には
同じように見えて2パターンあります。
①ふくらはぎの筋肉でカカトを引き上げるタイプ
ふくらはぎが筋肥大しやすい人です。
②前足部に体重をかけ足指を伸展して足底腱膜の張力で
巻き上げるようにカカトを上げるタイプ
①は、肉離れ、アキレス腱炎などになりやすい
②は、足底腱膜炎になりやすい
どちらかだけでなく
比率が違いますが
皆さんどちらの使い方も使います。
両方使うジャンプ、ダッシュ、階段ダッシュ
で特になりやすいです。
走行や跳躍などで足底腱膜に強い
伸張ストレスが加わり続けると
腱膜の一部が微細損傷して炎症が起こります。
その状態を足底腱膜炎といい
歩行などで損傷部に牽引ストレス(引き離される)が加わることで
痛みが生じます。
足底腱膜炎はカカト側に痛みがあり
初期段階では起床時に痛みが強く現れ
症状が増悪すると日中でも痛みが起こります。
起床時に痛みがある理由は
寝ているときに断裂部が少し癒合しますが
朝起きて立ち上がる際に再断裂するからと考えられています。
足底腱膜炎の発症因子としては
①ハイアーチ(甲高)
②悪い歩き方
③ふくらはぎの硬さ
④足首の硬さ
があります。
足底腱膜の深層には短趾屈筋
内側には母趾外転筋
外側には小趾外転筋があり
これらの筋肉は筋膜によって囲まれています。
それを足底筋膜と呼んでおり
足底腱膜炎と同様にストレスが加わり続けることで疼痛が発生し
その状態を「足底筋膜炎」と呼びます。
足底筋膜炎は土踏まずの中央部に痛みがあり
長時間の立ち仕事や歩行でなりやすいです。
足底筋膜炎の発症因子としては
①扁平足(足部アーチの低下)
②足部回内
③悪い歩き方
足底の痛みの原因は足底腱膜炎や足底筋膜炎の他にも
脛骨神経の問題や踵骨下脂肪体の炎症などがあります。
すべての症状が
正しい姿勢
正しい身体の使い方
正しい歩き方
正しい運動
で改善されます。
しっかりとした整体をする事が大切です🐼